WordPressの公開ページ側の構成
雑誌なども、ページによって各ページのデザインや構成は様々ですよね。ホームページも同様に自由にレイアウトすることができます。
ただ、ホームページの場合は以下の2点をポイントに構成を考える必要があります。
1.読み手(ユーザー)にとって読みやすいこと
1つ目は、私達が読み手として、他のホームページを見た時にも感じることですね。どこに何が書いてあるのか、わかりにくいページは好まれません。2つ目とも関連しますが、ユーザーは何らかの目的を持ってホームページ(Webサイト)に訪れます。その目的がどこにあるかわからない、目的のものがない、となると継続的なユーザーの来訪は難しくなります。
2.検索エンジンに乗りやすくすること
2つ目は、検索エンジン(GoogleやYahoo)に乗りやすくするためです。現在の検索エンジンは大変優秀ですので、どのようなページでも乗る(インデックスされる)のですが、ホームページを書く際のルールに則っていた方がより好まれる、というわけです。ホームページ(Webサイト)の作り手、オーナーとしてはやはり上位に掲載されたいですよね。
WordPressはあらかじめページ構成が決まっている
WordPressのページ構成
基本はヘッダー、本文、フッターの3つのパートです。ではそれぞれを簡単に解説しましょう。
ヘッダーとは
ヘッダーとは、まさに「頭」という意味で、ページの一番上に表示される部分です。サイトのタイトルだったり、イメージ写真だったりページやサイトによって様々なバリエーションがあります。ヘッダーにはメニューが含まれる場合が多いです。
本文とは
そのページのメインの内容(コンテンツ)がおかれる部分でボディ(体)とも呼ばれます。本文エリアにはサイドバーを設置することもできます。サイドバーは左右どちらでも、または両方とも設置することができます。
フッターとは
フッターとは、まさに「足」という意味で、ページの一番下に表示される部分です。サイトの案内や連絡先など、こちらも様々な内容が含まれていきます。
WordPressはなぜ3つのパートにわけるの?
そして、新しいページを書く時にも、やはり同じようにヘッダーを書いて、本文を書いて、フッター書いて…と、あれ?同じ部分を書いていることに気づきます。
数ページで終わりのサイトならば、元のファイルをコピーして、本文の部分だけを変更していけば済むでしょう。しかし、これが数十ページ、数百ページだとしたらいかがでしょうか。かなり大変な作業です。
おまけに、後から間違いに気がついて、すべてのヘッダーを書き直し!!などになったらぞっとしますよね。
そこでWordPressではページを3つパートにわけ、独立して作成できるようになっています。あらかじめ、ヘッダー部と、フッター部を作り、あとはページごとに本文を書けば、ページが表示される際にWordPressが合体して表示してくれる、というわけです。
一般的なホームページの作り方
WordPressのページ構成の仕組み
ヘッダーの部分だけを編集します。
本文の部分だけを編集します。
フッターの部分だけを編集します。
WordPressは3つのパーツを合体させて表示します。
WordPressの本文はどこから編集するの?
- 固定ページ
- ブログ(投稿)
です。
固定ページ、ブログ(投稿)ともに、本文エリアに入る内容を書くことができます。実はこの2つはほぼ同じです。2つともタイトルを書いて、本文(文章)を書いたり、画像を載せたりできます。
違いは、「ブログ(投稿)にはカテゴリーとタグがあるが、固定ページにはない」という点です。
カテゴリーとタグはその名の通り、記事を分類するためのキーワードです。カテゴリーにはツリー構造があり、タグにはツリー構造がありません。
後は使い手のポリシーとして、固定ページには、自己紹介やトップページに使ったり、日々の記事はブログを使うと言ったことができます。が、絶対ではありません。
WordPressには他にもページを構成する要素がある
その他にWordPressのページを構成する要素があります。それが、ウィジェットです。ウィジェットについて、次の項目で詳しく解説していきます。
WordPressのウィジェットとは?
まずは、実物を見てみましょう。バックヤードから外観>ウィジェットを選びます。
画面ではウィジェットエリア1というボックスの中に、検索、最近の投稿、などの言葉がならんでいますね。
次に、公開ページ側を見てみましょう。
ページの右側に、検索、最近の投稿、と言った項目が並んでいます。これがウィジェットが表示されている部分です。
ウィジェットはプログラムと申し上げたように該当の機能をもったプログラムが自動的に表示したり、検索の機能を提供したりします。
バックヤードに戻って、検索や最近の投稿などのボタンを押してみましょう。下にニョキっと伸びて内容が表示されます。そこには私達が設定できる項目が表示されます。タイトルや、表示数など、ウィジェットによって様々内容が変わります。
ウィジェットの削除と追加をしてみよう
「メタ情報」のボタンを押すと、下に項目が表示されると思います。項目の左下に「削除」というリンクがあると思いますので、これをクリックします。押すと「メタ情報」はすぐに消えてしまいました。
では公開ページ側ではどうなったでしょうか。ホームページをリロードします。
リロードして、フッターのエリアを見ると、削除されているのがわかります。簡単ですね。
次に、ウィジェットを追加してみましょう。バックヤードのウィジェットの画面に戻ります。画面の左側に「利用できるウィジェット」というタイトルがあり、その下にずらっと利用できるウィジェットが並んでいます。これらはWordPressのデフォルトで入っているウィジェットです。
では先程消した「メタ情報」を復活させて見ましょう。ウィジェットの画面を下にスクロールしていくと、「メタ情報」という項目があります。そちらをクリックします。
クリックすると、ウィジェットエリア1、ウィジェットエリア2…とエリア選ぶ表示が出てきたと思います。このようにウィジェットを追加する場合は、あらかじめ用意されている「ウィジェットエリア」に追加することになります。
それでは「ウィジェットエリア1」というエリアに「メタ情報」を追加してみましょう。「ウィジェット追加」ボタンを押します。
するとすぐに、「ウィジェットエリア1」に「メタ情報」が追加されます。
ここでも公開ページ側がどのようになったかを確認してみましょう。公開ページ側をリロードしてサイドバーエリアを見ると、「メタ情報」が追加(復活)されているのがわかります。
WordPressのページ構成とウィジェットのまとめ
- WordPressのページ構成は予め決まっている
- WordPressのページ構成は大きく3つのパーツ(エリア)に分かれている
- ヘッダー、フッターはWordPressのテーマによって構成・デザインが決められている
- ヘッダー、フッターをデフォルトでWordPressから編集する箇所はない
- WordPressの本文は「固定ページ」または「ブログ(投稿)」から作成できる
- WordPressのページを構成するものにウィジェットがある
- ウィジェットは小さなプログラム
- ウィジェットはウィジェットエリアがないと使えない
- ウィジェットエリアはテーマによって数や表示箇所が違う
次の記事ではWordPressのプラグインについて詳しく、じっくりご説明していきたいと思います。どうぞお楽しみに!